14年前の自分の言葉が自分に刺さる。
「オレがもし女だったら、お前のこと放っておかないけどなあ」
…不可能なうえに気持ち悪いこと言うな。
「えー、キミだったらぜったい彼女できるよー!」
…むしろ君と付き合いたいのに?
「ほら、オレって誉められて伸びるタイプだからさ」
…ああ、楽したいだけなんだ?
「だってあの子は、やればできる子なんだから!」
…たぶん一生やらないけどな。
「もしもし?いまだいじょうぶ?」
…すくなくとも死にかけてはないけど。
「えー?全然モテませんよー!ほんとにー!」
…ああ、性格に難があるんだね。
「あー、酒もタバコも、中学の頃からやってたからなあ」
…別に偉くないって。
「とりあえずもう、告っちゃえばいいじゃん!」
…お前らの娯楽のためにな。
わかった、もうわかったよ聞き飽きた。
エンドレスに繰り返されるそんな常套句にはうんざりだ。
昔を誇るより、今の自分がどれだけすごいかを誇れ。
「今が楽しければいいじゃん!」の「今」はいつまでも連続してないと知れ。
そうしてきっと、
僕を含めたほとんどの人が、
何も誇れるものがない、からっぽの自分に気づくだろう。
「やり遂げた」者だけが偉いんだ。
人に依存するな。自分で責任を取れ。
世界は悪くない。何が悪いって、君や僕自身がいちばん悪いんだ。
だから、ただ黙々とひたすらに、言い訳をせずこつこつと。
夢でもいいし、あなたが好きな誰かでもいい。
目標に向かって。対象に向かって。
やり遂げろ。愚痴るな。とりあえずやり遂げろ。
そんなあなたを尊敬するぜ。
そんなあなたを尊敬するぜ。
14年前に書いていたブログ「回転空転。」から転載。自身の言葉が時を経て自身に刺さる。最初に「ブーメラン」言い出した人を尊敬するなあ。
…やってみるかー。しぶしぶながらも気合いと確信に満ちて。