千里の道も足もとから~アディダスへのラブレター~
アディダスがむやみやたらに好きだ。
職場ではスーツを着なくてもいいので、基本、外出時はアディダスのスニーカーの「大定番」、スーパースターを履いている。すべてのメーカーのスニーカーの中でも大定番だけど。特徴はつま先の貝殻模様(シェルトゥ)の曲線。アディダス特有の「勝利の三本線」(スリーストライプス)の直線と相まってシューズを印象付ける、飽きないデザインがお気に入りだ。
1969年にバッシュとして発売され、根強い人気からストリートに飛び出した。僕も代替わりしながら常時2~3足は靴箱に入っている。
いま履いているのがシューズのアッパーがニット製で、その表情がカッコいいスーパースタープライムニット(黒×白)。気に入りすぎて2足目も買ってしまった。
ジョギング時のウエアなんかもたいていアディダス製のことが多い。実は世界有数のアパレル会社なんだけど、アディダスの現CEOは「世界最高のアパレル会社ではなく世界最高のスポーツ会社でありたい」と発言しているようだ。
その精神を勝手に代弁すれば「機能的」なんだと思うな。
そもそも僕の「シューズ史」を振り返ってみる。
中学の時はルールも分からないくせにアメフトチーム「49ers」のハイカットシューズを履いていた。選手名も知らないくせに49ersのトートバッグも持っていた。チームカラーは赤だったけど僕的には黒歴史だ。
高校生になると、ミズノとかナイキとか履いてたっけ。この辺りでエアマックスブームが起こったはず(持ってなかったけど)。ナイキの(これも大定番)コルテッツがお気に入りだった。底がギザギザしていてグリップ力は疑問だったけど、ナイキの大きめスウッシュマークがよく似合うコッペパン的な形状が好きだった。
大学時代は主にブーツ。キムタクがレッドウイング履いててすごいはやった記憶がある。この頃に多分スーパースターも履きだしている。
そして社会人になった2002年。僕のアディダス好きを決定付けるランニングシューズが発売された。
初代「クライマクール」である。
ランニング時の通気性を局限まで追及したモデルで、アッパーにメッシュ地を採用していて、画期的だったのが、靴底からも風が入る設計だったことだ。走っていてとにかく涼しい。そして軽い。アディダスすげえな。機能的すぎる。こんなシューズ作っちゃうのか。雨の日に靴下濡れまくりだけど。
それから一気にアディダスファンになった。以降、発売された「クライマクール(CC)」を冠したシューズは毎度チェックし、履きつぶしたら新モデルに履き替えてきた。2002~2019年にNAHAマラソンを2回、尚巴志ハーフマラソンを5回完走したが、いつも足もとにはクライマクール。アディダスに愛着もわきますよね。
CCシリーズはウエアにも展開し、通風性に優れたシャツやパンツを販売中。もうなんか、全身アディダスで街を走っている。人に指摘されたら、
「アディダスと契約しているから」
と答えるようにしている。そんなことを繰り返してたら、街なかやショッピングモールでアディダスショップを見つけた時に、
「ちょっと店長にあいさつしてくるか」
という気分になる。何かの病気かよ。
そんなアディダス愛を一通り語ったところで今さら本題。
トレッキングシューズ買いました。
山歩き専用のツールで気分を盛り上げて、まずは県内の山を攻めていくつもり。ひとまずこいつが富士山登頂を目指す相棒です。僕のスポンサーにつくなら今のうちですよアディダスさん。